-
漢方薬
漢方薬には、数種類の生薬(漢方素材)が調合されています。
それが○○湯、○○散、○○丸と呼ばれます。生薬には気・味(き・み)があり、気は寒・平・温(かん・へい・おん)に分けられ、体を冷やしたり温めたりします。
味は酸・苦・甘・辛・鹹(しおからい)に分けられ、それぞれ肝・心・脾・肺・腎の五臓に働きます。游玄洞では、生薬の品質にこだわり、本格的な刻み(きざみ)の煎(せん)じ薬を中心に漢方薬を提供しております。
症状が同じでも、処方する漢方は異なります
人は皆、体の状態が異なり一人として同じ体を持つ人はいません。そのため、症状が同じでも人によって用いる薬が異なります。重要なのは、体全体から見た病態の把握です。
[例えば胃痛]食べ過ぎで胃に熱がある場合、食事で胃が冷えている場合、アルコールやイライラで肝臓の働きが落ちている場合、不安や心配で心臓に熱がある場合、過労によって消化機能が落ちている場合
また腎臓の水分代謝が悪く胃に水が滞っている場合など、その他さまざまな状態によって引き起こされます。つまり、その状態に応じた薬が必要になるのです。現在の診療科目の枠を
超えてしまう[例えば桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)]歯茎の腫れ(歯槽膿漏)、ニキビ、ノドの痛み、生理痛・生理不順、不妊、関節の腫れや痛み、静脈瘤などがこの漢方薬で改善されます。
これらの疾患の原因が瘀血(おけつ)と呼ばれる古い血で、それが血流を悪くしうっ血が起こっている場合には、症状や部位が異なっても瘀血を取り除く桂枝茯苓丸が有効なのです。煎じ薬の作り方・服用方法・代金
<煎じ薬の作り方>
鍋・計量カップ・茶漉しがあれば、15分程で簡単に作れます。※ 煎じるのが難しい方は、代わりにお作りしますのでご安心ください(煎じ代金:300円)。
<服用方法>
1日2~3回 食間空腹時(食後2時間~食前30分)食べ物にも気・味があり、漢方薬と同時に服用すると効果が落ちる場合があります。
<代金>
600円/日(煎じ薬は2日分ずつの分包のため1,200円/包)※ 原材料が高価な場合は上記の料金より高くなりますが、事前にお伝えいたします。
宅配
お電話にてお話をお伺いし、翌日にはお届けすることが可能です。
ただし、初診の方は一度ご来局いただく必要がございます。
<宅配代金>
500円程度遠隔地、配送量により異なる場合があります。
<代金の支払い方法>
薬の代金に送料を含め、郵便振込または銀行振込
-
脈診流・鍼灸経絡治療
五臓六腑と経絡(けいらく)を中心に病態を捉えることは漢方薬と同じです。
当院では、とくに脈診を重視しており、病態の把握、治療経過の確認のため頻繁に手首の脈を診ます。脈が良い状態になった時、五臓六腑への気・血(き・けつ)の流れがスムーズになり自然治癒力が高まると考えています。
痛くない鍼、ぽかぽか温かいお灸
<鍼>「気」の流れを調整する効果が期待できます。
経絡上に気の滞り(実)があれば除き、不足(虚)があれば補います。
使用する鍼は、髪の毛ほどの細さのため、痛みを感じることはほとんどありません。
<灸>主に「血」の巡りを改善させ、体の冷えを解消させる効果が期待できます 。
原料のヨモギには血行を促進したり止血の効果を高めたりする働きがあります。また、体を芯から温めることで陽気(活動力)を向上させます。
使用する灸は、ぽかぽかした温灸(温かいお灸)が中心です。
治療間隔・代金
<治療間隔>
急性症 :日を詰めて慢性症 :週1~2回
健康管理:2週間に1回を推奨
<代金>
経絡治療:経絡の上のツボに鍼・灸を行い、体全体の気・血の流れを調整します。20分程度 3,000円
一般治療:経絡治療+患部の治療
50分程度 6,000円
※ 初診料は無料。治療着をご用意しております。