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本草歳時記 8 黄連(オウレン)

 オウレン

8月11、12日で八ヶ岳の天狗岳に登った。
都心では連日35℃の猛暑であったが、20℃程と流石に山は涼しい。それでも野営道具の入ったザックは重くキツイ登りに汗だく状態だ。

こんな時に欠かせないのが五苓散(ごれいさん)である。発汗によって乾いた体を潤し、体内深くに溜まった熱を利尿により排出する。つまり熱中症の予防になる。

天候にも恵まれ渋の湯の登山口から3時間程で宿泊地黒百合平に到着。先ずは生ビールで乾杯。「ご苦労さん!」。テントを設営後夕食。星空のもと簡単な食事にも大満足。夜は予想をはるかに下回り10度以下の気温に羽毛シュラフの有り難さを痛感。

午前3時半に起床、朝飯をすませ5時過ぎに天狗岳山頂を目指し出発。1時間半程で到着すると360度の大パノラマが待っていた。風もなく穏やかに晴れわたり、遠くに槍、穂高の北アルプス、手前に甲斐駒、仙丈、北岳の南アルプスとかつて訪れた山々が連なっていた。
十分絶景を味わった後、ゆっくり下山。テント場近くの中山峠に差し掛かるとそこからは湿地帯が続いている。

ふと気がつくと黄連(三つ葉オウレン)が沢山自生しているではないか。この付近にはオーレン小屋と呼ばれる山小屋もあって黄連の棲息地なのだ。

以前数日間山に入り、野菜不足と酒で胃がムカついていた時にこのオウレンに出会い、思わずその根を引き抜きしゃぶってしまった。その強い苦みが口に広がり胃酸が和らいだのを覚えている。
オウレンは肝臓を中心に上半身に溜まった血熱を除く働きや解毒作用がある。そして上半身に熱が溜まると吐き気、むかつきを覚える。飲み過ぎに良く効く黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や、食中りに用いる黄連湯(おうれんとう)は主薬であるオウレンがその効果を発揮するのである。
今回も少しその根を頂こうと思ったが思いとどまった。
高山植物に無暗に危害を加えてはいけませんよ!過去の反省を踏まえて。

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